【大人のピアノ初心者へ】結局、毎日何分練習すれば上達できるの?プロが教える「量より質」の練習時間目安

ピアノを弾く女性の手元のアップ写真。画像中央に白いボックスがあり、以下のタイトル文字が記載されている。「【大人のピアノ初心者へ】結局、毎日何分練習すれば上達できるの?プロが教える『量より質』の練習時間目安 KANAKUBO PIANO SCHOOL

ピアノを始めたばかりの大人の方から、本当によく聞かれる質問があります。

毎日どれくらい練習したらいいですか?

日々忙しく過ごす大人にとって、練習時間は最大の悩みですよね。

これだけやらないと上達しないという最低ラインは押さえたい。

かといって、無理をしすぎてもっとやらなきゃと自分を追い込むと、継続が難しくなり、かえってピアノが嫌になってしまうかもしれません。

今回は、ピアノ講師の指導経験に基づき、大人のピアノ初心者が無理なく、かつ順調に上達するための練習時間の目安と、時間が取れない日のための秘訣を率直にお伝えします。

目次

1. 結論!上達を目指すなら「1日1時間」を目標に

練習はすればするほど良いのはもちろんですが、大人のピアノ初心者が順調に上達していくために目標とすべき練習時間は、1日1時間です。

全く音符が読めない状態から始めた生徒さんでも、波はありながら順調に上達していく方は、毎日1時間くらい練習時間をとっていることが日々のレッスンから観察されています。

もちろん、毎日2時間練習される方は非常に目覚ましい上達を見せますが、そこまでできなくても、1日1時間くらいを目標にできれば十分に上達していきますので、始める価値は十分にあります。

2. レベル別・ライフスタイル別の具体的な練習時間の目安

個々人に必要な練習時間は、弾いている曲の難易度や生活リズムによって異なりますが、私が考えるに目安は以下の通りです。

曲の難易度1日あたりの練習量の目安備考
始めて1〜2年の初心者30分〜40分15分〜20分を2セットに分けて練習
ピアノ歴3年〜40分〜1時間20分〜30分を2セットに分けて練習

ピアノ講師の指導経験から見ても、上達が早い成人生徒の練習時間を総合すると、毎日30分〜1時間の練習が目安となっています。

大人の趣味としてピアノを習う場合のコツとして、1日の練習時間の合計が40分〜1時間前後であることが推奨されます。

ライフスタイルに合わせることも重要です。

例えば、フルタイムで仕事をしている方は、出勤前に15分、帰宅後に20分といったように、数分単位で練習をライフスタイルに組み込むことをおすすめします。

3. 忙しい日の「最低ライン」は30分!ただし練習内容が重要

「毎日1時間はちょっと無理…」という方もご安心ください。

時間確保が難しい場合は、1日30分を目標に定めて取り組みましょう。

ただし、この「たった30分」の練習で効果を上げるためには、練習のやり方を工夫する必要があります。

30分練習の鉄則:曲の練習より「基礎のトレーニング」

練習時間が短い日ほど、弾きたい曲の練習ばかりをするのは避けるべきです。

なぜなら、初心者の曲の練習は、譜読みや表現の段階に進む前に、「昨日やったところはどうだっけ?」と思い出す時間で数分が経過してしまうことが多いからです。

たった30分しか練習できない日は、基礎練習などに集中しテクニックを身につけることが重要です。

基礎練習は辛いと思うかもしれませんが、基礎はすべての曲のベースアップにつながります

たくさん曲に取り組んでいる方こそ、積極的にやっていただきたい練習です。

「30分でも大変…」だという方は?

練習するのが30分でも大変だという方は、まずは練習する習慣を身につけるところから出発しなくてはなりません。

まずは5分から毎日練習を継続できることを目指しましょう。

毎日継続できることがピアノを上達する上ではとても重要です。

最初は練習時間は短くても大丈夫です。次第に長くできるようになっていきます。

4. 時間の数字に囚われない!大人のピアノ練習は「量より質」

大人のピアノ練習で最も強く強調されるのは、練習の量や時間よりも、質(練習の内容)が大事だということです。

  • 練習時間という数字だけを意識しても上達は見込めません。
  • 雑念に囚われながら長時間ピアノに向かうよりも、毎日数分でも集中して取り組んだ方が効果的です。
  • 自分の集中できる時間を割り出し、その短い時間を集中して活用する。脳のリフレッシュにもつながるため、特に大人にはお勧めです。
  • 「○時間練習したから成功する」といった数字だけの保証はできません。
  • 気が進まない時の練習は非効率なため、もし体調不良や気分が乗らないときは、練習を休んでも構いません。

初心者は「質の高い練習」を自分だけで確保できない

「量より質」と言われても、初心者のうちは、そもそも練習方法がわからない、そしてその練習方法通りに自分ができているかのチェックが自分ではできないという大きな問題があります。

だからこそ、初心者の間は指導を受けることを推奨します。

レッスンで正しい練習方法と進捗の確認をしてもらうことが、質の高い練習を継続する近道となります。

まとめ:上達の秘訣は「無理なく継続できること」

大人の趣味としてピアノを習う場合、自身のライフスタイルに無理なく練習を取り入れることが、上達のコツです。

  • 目標時間: 毎日1時間 (または40分〜1時間前後)。
  • 最低ライン: 毎日30分は確保し、既存のトレーニングを優先する。
  • 最重要事項: 量ではなく、集中して行う練習の質を重視する。

忙しい毎日の中で、ピアノに向かう時間は貴重な「自分時間」です。目標に向かってコツコツと集中してピアノに向かうことで、必ず上達を感じる日が来るでしょう。

ピアノを弾く女性の手元のアップ写真。画像中央に白いボックスがあり、以下のタイトル文字が記載されている。「【大人のピアノ初心者へ】結局、毎日何分練習すれば上達できるの?プロが教える『量より質』の練習時間目安 KANAKUBO PIANO SCHOOL

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この記事を書いた人

大人のピアノ教室「かなくぼピアノ教室」講師。理系大学院を卒業→就職→退職してピアノ講師に。社会人経験を生かして、大人の方向けにピアノ教室を運営しています。

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