
【要注意】曲が仕上げられない人に共通する3つの落とし穴

金久保皆さんこんにちは!かなくぼピアノ教室、講師の金久保です!
- 「練習はしているのに、なぜか曲が完成しない」
- 「人前で弾こうとすると、いつも途中で止まってしまう」
大人になってからピアノを再開・継続している方から、非常によく聞く悩みです。
結論から言うと、これは才能やセンスの問題ではありません。
多くの場合、「考え方」と「練習の組み立て方」に共通する落とし穴があります。
この記事では、曲が仕上げられない人に共通する3つの落とし穴と、今日からできる具体的な改善策を解説します。
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落とし穴① 練習を習慣化できていない
まず一つ目の落とし穴は、練習を習慣化できていないことです。
- 練習時間が日によってバラバラ
- 忙しい日は「今日は無理」とゼロになる
これは大人のピアノ学習者なら、誰もが一度は経験しているはずです。
実は、曲を仕上げられない人の多くは練習量が足りないのではなく、練習の頻度が足りていません。
たとえある日に何時間も練習できたとしても、次に鍵盤に触るまで何日も空いてしまうと、感覚はすぐに抜けてしまいます。
解決策:毎日5分でいいのでピアノに触れる
習慣化のためにおすすめなのは、毎日5分だけピアノに向かうことです。
- うまく弾く必要はありません
- 完璧を目指さなくて大丈夫です
- 本当に、鍵盤に触るだけで十分です
5分間の使い方としては、例えば
- 苦手な1か所だけをゆっくり確認する
- 1フレーズを美しい音色で弾いてみる
こうした小さな積み重ねが、結果的に曲を完成へ導いてくれます。
落とし穴② 曲の完成が予想できていない
二つ目の落とし穴は、曲の完成形がイメージできていないことです。
「この曲が完成したら、どんな演奏になるのか」
これを具体的に思い描けていないと、練習の方向性が定まりません。
完成のイメージがないままでは、「どこを目指しているのかわからない練習」になってしまいます。
解決策:良い演奏をたくさん聴く
完成形をイメージするために、ぜひやってほしいのが良い演奏をたくさん聴くことです。
YouTubeやCDなど、媒体は何でも構いません。
大切なのは、先生が勧める演奏よりも自分が心から感動できる演奏を見つけることです。
そして、次のような問いを自分に投げかけてみてください。
- 「なんでこの演奏、こんなに綺麗なんだろう?」
- 「この曲って、どこに向かっているんだろう?」
こうした問いを重ねていくことで、
自分が目指す音楽の輪郭が少しずつはっきりしてきます。
落とし穴③ 通し練習がメインになっている
三つ目の落とし穴は、通し練習が練習の中心になっていることです。
通し練習とは、曲を最初から最後まで弾く練習方法です。
これは一見、しっかり練習しているように感じやすい方法でもあります。
ただし、はっきり言うと通し練習そのものは、上達のための練習ではありません。
通し練習の正しい位置づけ
通し練習は「曲が完成しているかどうかを確認する行為」です。
曲がある程度仕上がってきた段階で行う通し練習は問題ありません。
しかし、早い段階から練習のメインになってしまうと、細かい音や表現に目が向かなくなり、結果的に仕上がらなくなります。
音楽は、瞬間の積み重ねです。
美しい一瞬一瞬が重なって、はじめて音楽になります。
解決策:部分練習を中心にする
- 苦手な箇所を切り出す
- 音色やタイミングに集中する
こうした部分練習を練習の中心に据えましょう。
通し練習は、あくまで「確認」として使うのがおすすめです。
まとめ 曲を仕上げる力は「設計」
ここまでのポイントを整理します。
- 毎日5分でもいいので練習を習慣化する
- 曲の完成形をイメージできるように、良い演奏を聴く
- 練習の中心は部分練習、通しは確認
曲を仕上げる力は、才能ではありません。
設計と考え方で、誰でも身につけることができます。
「最近、曲が仕上がらないな」と感じている方は、ぜひ今日から一つでも取り入れてみてください。


















