大人のピアノ初心者|上達する人はここが違う!
みなさん、こんにちは!かなくぼピアノ教室 講師の金久保亮佑です!
今日は特に大人のピアノ初心者の皆さんに向けて話をしたいと思います。
大人からピアノを始め、新たなスキルとして身につけたいという方は多いと思います。
しかし、どうすれば上手くなるのか、どのように練習すればいいのか、何を学べばいいのか…こうした疑問を抱えている人も多いのではないでしょうか。
このブログ記事では、大人のピアノの初心者が上達するためのヒントと戦略について掘り下げていきます。
特に、ピアノの上達に成功している大人の初心者がどのような特徴を持ち、どのようなアプローチを取っているのかに焦点を当てます。
この記事を読むと、皆さんが自分の学習をより効果的に進め、自己実現を果たす手助けとなるはず!
大人のピアノ初心者が直面する課題
ピアノ学習には多くの利益がありますが、学習を進めていくと直面する一連の困難があります。これらは次のようなものがあります。
時間の管理
大人になると、仕事や家庭、その他の責任が増え、ピアノの練習に費やす時間を見つけるのが難しくなります。
こういった時間の制約は子供に比べ、練習に一定の影響を及ぼします。
練習の質
時間の制約によりピアノを練習する時間が限られている場合、その時間を最大限に活用することが重要です。
しかし、初心者はどの部分に集中し、どの曲を選び、どの技術を練習するべきかを理解するのが非常に難しい側面があります。
自己評価
自己評価は上達に重要な部分ですが、初心者は自分の演奏を客観的に評価するのが難しいといえます。
また、進捗を評価し、達成した成果を認識するのも難しい場合があります。
忍耐とモチベーション
新たなスキルの習得は時間と労力を必要とします。
初めてピアノを弾くとき、特に大人の場合すぐに結果を期待することは自然なことですが、実際には思うように伸びないことが大半です。
この進行速度に落胆し、練習を続けるモチベーションを失うことはよくあります。
これらの問題は、大人のピアノ初心者が上達する道のりを難しくする要因になります。
しかし、適切なアプローチと戦略を持つことで克服可能です。
上達する大人のピアノ初心者の特徴
ピアノの上達は、一貫した努力と戦略的なアプローチが必要です。効果的に進歩を遂げる大人のピアノ初心者には以下のような特徴が見られます。
効率的なスケジューリングを行っている
時間が限られている大人の初心者が上達するためには、時間を効率的に使うことが重要です。
計画的な練習スケジュールを作成し、特定の技術や曲を練習する時間を明確に設けることが有効です。
また、長時間まとまった練習よりも、5分や10分程度でも、毎日頻繁に練習するほうが効果的なことがよくあります。
盛んな自己啓発を行っている
上達する大人のピアノ初心者は、自分自身でピアノや音楽理論について学ぶ意欲があります。これは教科書や参考になるWEBページを読むことはもちろん、コンサートに通ったり、CDを聴くことまで含まれています。
最近ではSNSで盛んに発信を行うことで、他の仲間とつながり、学習意欲を盛り上げている方も多く見られます。
適切なフィードバックを受けている(先生に習っている)
ピアノを独学で学習することは可能ですが、適切なフィードバックは上達に不可欠です。
効果的に上達する大人のピアノ初心者は、先生や他の学習者からのフィードバックを受け入れ、自己評価を適切に受け入れています。
長期的視野を持っている
ピアノの習得にはどうしても時間がかかります。
大人のピアノ初心者が成功するためには、短期的な困難を乗り超えて、長期的な目標に焦点を当てることが必要です。
小さな進歩を喜び、挑戦と失敗を成長の一部として受け入れる能力も、成功につながる重要な特性です。
大人のピアノ初心者が上達するための具体的なステップとアドバイス
では、自分も「上達する大人」の仲間入りをするためにはどうすればよいでしょうか?
ピアノの上達には、単に演奏する時間を増やすだけではなく、効果的な戦略と具体的な行動が必要です。
以下に、大人のピアノ初心者が上達するための具体的なステップとアドバイスを書いてみます。
練習のスケジューリング
自分の練習時間をスケジュールに組み込むことは、一貫した進歩のために必要不可欠です。週に何回、何分間練習するかを決め、それを守ることが重要です。
初心者の場合、最初は毎日5分ピアノに向かう習慣を身につけるといいでしょう。
先程も言ったように、長時間まとまった練習をするよりも、毎日頻繁に練習するほうが効果的です。
まずは短時間でピアノに向かうという習慣を身に着けることが大切です。
目標設定
練習の方向性を明らかにするためにも、具体的な短期的・長期的な目標を設定し、それらに向かって努力することが重要です。
例えば、大人の初心者の方であれば、以下のような目標設定が考えられます。
目標設定例
長期的目標: 発表会の出演
このために必要なことは?(短期的目標): ドレミのポジションを理解する、楽譜を読めるようになる、リズム感を身につける、曲が1曲弾けるようになる…など
このように大きな長期的目標を設定し、それに必要な小さな短期的目標を書き出していきます。
それが出来たら、一つ一つ課題をクリアしていくステップに入ります。
大人のピアノ初心者のためのリソースの活用
オンラインレッスン、教材、アプリなどのリソースを最大限に利用します。
例えば、YouTubeには有益な動画が無数にあります。
また、専門の音楽教育アプリは理論を学ぶのに役立つだけでなく、初心者向けに設計されていることも多く、効率よく学ぶことが出来ます。現代特有の学習方法と言えるでしょう。
ピアノの仲間やグループを見つける
一人で学習するのは難しい場合があります。
そこでピアノの仲間や同じく学習中の仲間を見つけることで、フィードバックを得られ、モチベーションも維持することができます。
自治体や地域でコミュニティを形成していることもありますし、最近ではSNS(特にTwitter)で練習動画をアップロードしたり、練習の記録を付けている方が増えています。こういったSNSを活用し、ピアノの仲間を見つけていくと練習がはかどるかもしれません。
定期的な自己評価と反省
いわゆる進捗管理です。
自分の進捗を定期的に評価し、必要な調整を行います。
これに有効な方法を一つ紹介しましょう。
週に一度、自分の演奏を録音し、その後で聴き直します。
定期的にこの作業を行うことで、自分が毎週どれくらいうまくなっているか確認できます。
これらのステップとアドバイスを実践することで、大人のピアノ初心者は自信を持って上達の道を歩んでいけると思います。音楽という美しい旅を楽しみつつ、自分自身の成長と発展を実感できるはずです。
最後に
ピアノ学習の旅は、時には困難かもしれませんが、その利益は計り知れません。
音楽を通じて自己表現を深め、美しい旋律を創り出す能力は、生涯にわたって喜びをもたらします。
それは、新しいスキルを習得し、自己実現を達成する絶好の機会でもあります。
大人のピアノ初心者のみなさんが、より良い音楽の旅を続けられることを願っております。
この記事のまとめ
- 大人のピアノ初心者が直面する一般的な問題は時間の管理、練習の質、自己評価の難しさ、忍耐力とモチベーションの維持。
- 上達する大人のピアノ初心者は効率的なスケジューリング、自己啓発、適切なフィードバックを受ける能力、長期的な視野を持っている。
- 大人のピアノ初心者が上達するための具体的なステップとアドバイスとしては、練習のスケジューリングと目標設定、各種リソースの活用(オンラインレッスン、教材、アプリなど)が挙げられる。
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