大人のためのピアノ教室|大人から始めるピアノレッスンのススメ

大人のためのピアノ教室|新たな趣味として音楽を楽しむのアイキャッチ

はじめに

金久保

みなさん、こんにちは!かなくぼピアノ教室 講師の金久保です。

ピアノは生涯にわたって楽しむことができる素晴らしい楽器です。

しかし、大人になってから新しいスキルを習得するのは難しいと感じる人も少なくないでしょう。しかし実際は大人になってからピアノを学ぶことにはたくさんの利点があります。

その理由は、大人のほうが自己学習に必要な自己規律を持っていることや、音楽理論や奏法に対する深い理解を持つために必要な、抽象的な思考ができる能力があるからです。

本記事では、大人からピアノを習い始めてみたいという方向けに、ピアノ教室の選び方、レッスンの進め方、音楽学習で得られるメリットなどをまとめて紹介していきます。

大人に適したピアノ教室の選び方

ピアノ教室の選択ポイントとしては、以下の3つが考えられます。

大人に適したピアノ教室の選び方 - 3つのポイント

  1. レッスンのスタイル、方法
  2. 先生の経歴、資格
  3. 教室の場所、雰囲気

1.レッスンのスタイル、方法

レッスンの形式は個別指導、グループレッスンなどさまざまです。

また、教える内容もクラシックピアノ、ジャズピアノ、ポップスなど幅広いジャンルがあります。自分の興味や学習スタイルに合ったレッスン形式と内容を提供する教室を選ぶことが重要です。

2.先生の経歴、資格

実はピアノ講師というのは、資格がなくても始められる職業です。

これから習おうと思っている先生が、どういう経歴でピアノを学習してきたのかはとても重要な判断要素になります。先生の経験は、教育の質を大きく左右します。教師が音楽専門の学位を持っていたり、優秀な先生に師事した経験があるかどうか、事前によく調べておきましょう。

金久保

ちなみに私も音大卒ではなく、大学は学習院大学理学部卒業。音楽大学を出ていなくてもこの仕事に就くことはできるんです。

さらに、教師が自身の演奏活動を続けているかもチェックすると良いでしょう。

3.教室の場所、雰囲気

教室の場所は利便性を考慮する上で大切な要素です。

自分のモチベーションに合わせて、自宅から通える距離にある教室なのかよく検討しましょう。中には優れた先生に教わるために長距離の移動を辞さない生徒さんもいらっしゃいますが、大人の場合はご自身の仕事や生活との両立を図ることができる移動時間で通えることが目安です。

また、教室の雰囲気は学習体験に大きな影響を与えます。体験レッスンに行く際は教室の整理整頓が行き届いているかどうか、よく見ておきましょう。

参考:オンラインレッスンの場合

オンラインレッスンはコロナ禍で急速に普及し、時間や場所を気にせず自宅で学べる利便性があり定着しました。先生が遠方に住んでいたり、教室に通う時間が確保できない方にはおすすめです。

オンラインレッスンは便利ですが、自宅のインターネット環境によっては満足なレッスンを受けられない場合もあります。オンラインレッスンを受ける場合は、必ず自宅のインターネット環境をチェックしておきましょう。リアルタイムでビデオ通話を行いますので、高速かつ安定したインターネット環境の整備が必須となります。ご注意ください。

体験レッスンに行く

ある程度、自分の通いたい教室が決まったら、次のステップは体験レッスンに行くことです。これは、選択した教室が自分のニーズや期待に合っているか確認する重要な機会です。

体験レッスンで見るべきポイント

  1. 教室との距離感
  2. 先生の人柄
  3. 教室の環境

1.教室との距離感

教室への通学時間は学習の一部ですから、時間を無駄にしないためにも移動時間が適切な範囲内にあることを確認しましょう。また、通学ルートが安全で、交通の便がよいかも重要です。

2.先生の人柄

ピアノの先生との相性は学習経験に大きく影響します。先生が親切で、分かりやすく説明してくれるか、あなたの質問に対して真摯に対応してくれるかを確認しましょう。

3.教室の環境

教室の雰囲気は学び続ける上でのモチベーションを維持するために重要な要素です。教室が清潔で、設備が整っているか、楽器の状態は良好か等を確認しましょう。

体験レッスンは、自分の求める理想的な教室が現実にどれくらい近いかを見る窓口です。これらのポイントを念頭に置きつつ、自分にとって最適な教室を選ぶための情報収集を行いましょう。

教室に通うことが決まったら…

体験レッスンを経てピアノ教室に通うことが決まったら、次のステップはレッスンと自宅での練習の準備です。

まずは先生と相談しながら自分の目標設定を行いましょう。

明確な目標を設定することで、練習に方向性を持たせ、自身の進行を追跡することができます。小さな短期目標から、大きな長期目標まで、あなたが達成したいと思うものをリストアップしましょう。

目標設定の例

長期目標: モーツァルトのトルコ行進曲を弾けるようになる。

これを達成するには?

短期目標: 楽譜を読めるようになる。正しいリズム感を身につける。発表会に出演する…など

目標がある程度決まったら、今度はそれを達成するための練習プランを計画していきます。

レッスンで一定の効果を上げるためには、生徒さん自身の練習がどれくらい行えているかどうかは非常に重要です。最初は毎日5分でいいので、ピアノに向かうという習慣を身につけることから初めましょう。

ピアノの上達には練習の継続が命です。最初はとにかく継続するということを徹底的に守り抜きましょう。それができるようになってくると、5分が10分、10分が15分…やがて1時間くらいピアノに集中して向かうことができる習慣が身についてきます。

練習は先生の言われた通り、素直に行っていれば基本的には問題ありません。レッスンで得られるフィードバックは、自身の演奏を次のレベルに引き上げるための重要なツールです。先生のアドバイスを真摯に受け止め、自己改善のために活用していきましょう。

大人が音楽学習で得られるメリット

ピアノは、どんな年齢でも挑戦できる素晴らしい趣味です。特に大人が音楽学習から得られるメリットは数多く、それは単なるスキルの習得にとどまりません。例えば、以下のようなメリットがあります。

達成感を味わうことができる。

新しい曲を弾けるようになったり、特に難易度の高いパッセージを乗り越えたりするときの達成感などは比類のないものがあります。

これはただ単に新しい技術を習得したというだけでなく、自分自身の進化と成長を肌で感じる瞬間でもあります。

それぞれの小さな進歩が積み重なり、最終的にはあなた自身が想像もしなかったようなレベルの演奏を可能にします。この達成感は自信を生み出し、さらなる挑戦への意欲を湧き立たせます。

自己表現を行うことができる。

ピアノは感情や思考を表現するための素晴らしいツールです。

音楽を通じて、言葉では表現しきれない情緒やイメージを表現することができます。これは自分自身の感情を理解し、それを他の方々と共有する貴重な機会になります。

このような自己表現のスキルは日常生活の中でのコミュニケーションやプレゼンテーション、問題解決にも役立ちます。

人脈を形成できる

音楽学習は、人々との繋がりを作る絶好の機会でもあります。

ピアノのレッスンや練習会、コンサートに参加することで、新たな友人を作ることができます。

また、音楽を共有することで生まれる絆は特別なもので、一緒に学んだり演奏したりすることで深まります。

さらに言えば、音楽の学びや演奏は異なる年齢層、文化、背景を持つ人々との交流にも繋がっていくかもしれません。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

音楽、大人のピアノは新たな自己発見の連続であり、新しい人々との繋がりを作る手段にもなります。大人になってからピアノのレッスンを始めることは、自分自身のために何か新しいことを学び、自分を挑戦する絶好の機会です。

そして何より、ピアノ学習がもたらす様々なメリット―達成感、自己表現の機会、そして人脈形成―があなたの生活にさらなる充実感をもたらすはずです。

この記事を通じて、大人がピアノ教室を選ぶ際の考慮点、そして一度レッスンに通うことを決めた後のプロセスについての理解が深まることを願っています。

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